雑誌の半端な発売日の由来

2014-01-07 20:35:00

新聞のテレビ欄が見づらくなったのはいつ頃でしょうか。

テレビ番組が00分丁度や、30分丁度に開始していた頃は、とても見やすかったのに。

それが今では54分開始とかの半端な時間に開始するものが多くなりました。

他局より少しでも早く始めれば、視聴率を取れる確率が高くなるからです。

メディアがこのようにさもしい態度で良いのでしょうか。

しかしこのようなことは今に始まった事ではなく、雑誌ではもっと昔から行われて来ました。

皆さんは12月発売の雑誌がどうして1月号なんだろうと思ったことはないでしょうか。

大正11年刊の『奇態流行史』によれば、昔の雑誌は毎月1日発行とあれば、1日にちゃんと発売されていたそうです。

しかし類似の雑誌が多くなると、競争心から前日の30日に販売店に渡したものがあり、それが多く売れたと分かると、別の雑誌は前々日に、また別の雑誌はさらに一日早くと、ついには25日早く売り出すのが当たり前になったそうです。

この弊習の始まりは大正初年頃だそうです。 

天水晶の心臓

過去に書いたものでも置いて行こうかと思います。

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