2019.09.09 14:32星新一の父の本最近アマゾンのkindle unlimitedという本読み放題のサービスに加入したので、星新一の『明治・父・アメリカ』という最近の本(1975年発行、笑)を読んだんだけど、中々面白かった。SF作家の星新一の父は製薬会社の社長で、趣味でSF小説を一冊書いていたくらいしか知らなかった...
2018.12.26 02:19宝塚歌劇の歴史の本2011-01-08 04:26:10宝塚歌劇の創業者で、阪急電鉄の創業者でもある、小林一三さんが書いた、『宝塚生い立ちの記』を読みました。宝塚歌劇は、宝塚温泉と箕面とに鉄道が通ったので、電車の利用客を増やすために考えたそうです。鉄道開通は明治四十三年三月。箕面には動物園を作り、...
2018.12.24 22:59日本の昔の本と中国語2010-08-22 00:39:09明治頃の本を読んでいると、普通に『什麼』や『怎麼』という文字をよく見かけます。『什麼』は中国の簡体字では『什么』と書き、『何?=英語のWhat』という意味の中国語です。この言葉は日本の禅宗で重要なものでした。アニメの一休さんでよく聞いた、あの...
2018.12.10 20:52大正時代の登山家2010-08-12 00:43:58大正時代の登山家で、近代登山の草分けといわれる板倉勝宣は、大正12年1月、27歳の若さで富山県(北アルプス)の立山に登り、凍死しました。その板倉勝宣が大正7年、22歳のときに校内誌に載せた『五色温泉スキー日記』を読むと、今の若者となんら変わら...
2018.12.01 00:32中道とアンガージュマン2011-07-07 12:08:08哲学者サルトルの書いた戯曲に、『悪魔と神』というものがあります。主人公の将軍は、戦争の遂行能力は高いのですが、慈悲の心を持たずに人を殺しました。しかしある日彼は、キリスト教の信仰心に目覚め、一切人を傷つける事から離れて司祭になります。その行い...
2018.11.27 21:46核による抑止、淮南子と石原莞爾の思想2010-08-03 00:05:58秋葉忠利広島市長は、広島市で6日に開催される平和記念式典で、「核の傘離脱」を訴えるそうです。市長は記者会見で、「核に依存して安全保障を考えること自体が絵空事だ」と語ったそうです。抑止力の否定でしょうか。でも情報の統制された国や、相容れない宗教...
2018.11.08 00:43移木の信(徙木之信)2011-01-27 21:25:22史記には秦に仕えた商鞅の行ったこととして、民衆に新しい法令の信頼を得させるため、都の南門に木を立て、「この木を北門に移せば十金を与える」と発表しました。民衆は初めこれを怪しみ、木を移そうとはしませんでした。そこで賞金を五十金に増やすと、ある人...
2018.11.07 00:47台湾原住民の昔の姿2014-01-03 20:03:28台湾は大航海時代にオランダの支配を受け、その後中国の清王朝の初期に、鄭成功(国姓爺)が台湾からオランダを追い払います。この鄭成功の母は日本人で、鄭成功も幼い頃は日本で過ごしました。鄭成功の父は漢民族で、朱印船貿易に関わっていましたが、その後妻...
2018.11.05 21:09少子化の不安は既に大正時代から2014-01-05 20:26:40私は思うんですが…私が子供の頃は、世界の人口が増えすぎていて、このままでは食料とエネルギーが不足して立ち行かなくなるので、いかにして人口増加を抑制するかが社会的な課題だったと思います。それが近年では、どうやって自国の人口を増やすかの議論をよく...
2018.11.03 22:05雑誌の半端な発売日の由来2014-01-07 20:35:00新聞のテレビ欄が見づらくなったのはいつ頃でしょうか。テレビ番組が00分丁度や、30分丁度に開始していた頃は、とても見やすかったのに。それが今では54分開始とかの半端な時間に開始するものが多くなりました。他局より少しでも早く始めれば、視聴率を取...
2018.11.03 01:52最近読んだ印象的な本三冊2014-12-20 04:31:45『アリス物語』芥川龍之介・菊池寛 共著(昭和2年刊)これは不思議の国のアリスの翻訳本だけど、芥川龍之介が生前に途中まで翻訳し、菊池寛がその後を引き継いだ共訳なのが珍しい。文例としてアリスとチェシャ猫との会話から抜粋。『「気のむいた方へ行ってご...
2018.11.02 00:59明治の人のハレー彗星の捉え方 2013-12-24 22:46:54明治時代には、ハレー彗星の尾が地球と重なり、人類が滅びるという外国の学者の説が知られていたようです。明治43年(1910)3月刊行の『ハレー大彗星の話』という本に、5月19日前後に訪れるというハレー彗星について紹介されています。こ...