真理の表裏
2010-07-08 00:15:33
特定の思想に嵌っている人は、たまたま何かその人にとって奇跡的なことに出会うと、全ての人はその思想でしか救われないと思い込む傾向にあります。
そして、そういう人は全ての問題がその思想で解決出来ると思い込むことになります。
ローマ皇帝がキリスト教以外の宗教を禁じた時、ローマの伝統宗教の帰依者だった政治家シュンマクスは、ミラノ司教アンブロシウスとの論戦の中で、「真理に至る道は一つではありえない」と言ったそうです。
私は物事には常に二面性があると考えています。
一方の面に有効な方法とは、その対極にある物事には悪影響を与えます。
大切なのは、物事の表に対して常にその裏を考え、裏に対してはその表を考えることです。
毒と薬は紙一重なので、それを薬と受け取るか毒と受け取るかは、受け取り手の都合でしかありません。
つまり、押してもダメなら引いてみろってことです。
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