大正時代と現在の平均寿命
2014-07-31 04:20:24
大正15年刊の『何んでも世界一』(大宝社書店・栗山茂武 著)が結構面白い。
この本の中で当時の世界最長の平均寿命も取り上げていて、それによると当時の平均寿命の世界一はデンマーク人で、56年と2ヶ月。
それに対して当時の日本人の平均寿命は43年と1ヶ月。
これを現在のWHO世界保健統計2014年版の世界の平均寿命と比べると、男女共の平均寿命は日本人が世界一で84歳。
男女別で見ると、日本人男性の平均寿命は80歳で世界5位。日本人女性の平均寿命は87歳で世界一位。
大正時代と比べると、日本人の平均寿命は倍に伸びている。
さらに平均寿命が飛躍的に伸びているのは日本だけではなくて、世界中で軒並み伸びている。
世界194ヶ国の内、世界29位までは平均寿命が80歳以上で、世界最低の平均寿命の第194位シエラレオネの平均寿命46歳でさえ、大正時代の日本人の平均寿命よりも3年も長い。
ちなみに上記の本による大正時代の世界最低の平均寿命の国はインド人の23歳8ヶ月。
現在の世界最低の平均寿命が46歳で、大正時代の世界最低の平均寿命が23歳ということは、世界中の人間の平均寿命が等しく倍になってるということかな。
なんかすごいね。
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