求道者

2013-12-03 21:01:29

悟りとは認識した状態。

対象を認識した状態に過ぎない。

それで満たされるならそこまで。

一流派、一宗でも開いて満たされたまま死ぬ。

生老病死を怖れる凡夫の状態から、それらへの囚われの心を失くして聖者になっても、それは問題にしていたものがどうでも良くなった状態。

生への執着も死への執着も共に消滅した状態なだけで、生命はなぜ生まれるのか、死の先に何があるのかの本質には到っていない。

宗教家が語るのは、夢や幻で見たもの、自分はこう思うという想像、古くからの伝承、甚だしくは探求に対する執着の放棄を答えとして、それ以上追い求めることを止めることで安心の境地に甘んじ、救われたつもりになる。

くだらない。

手近な所で満足するくらいなら、一生求道者でいるほうがいい。 

天水晶の心臓

過去に書いたものでも置いて行こうかと思います。

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