占いについて

今から二千数百年前の中国、春秋時代と呼ばれるその頃には、多くの国が分立していました。

その中の一つ、鄭(てい)の国の宰相に子産(しさん)という人がいました。

この子産の時代、3つの国で同時に大火が起きるという災いを預言し、見事これを的中させた占い師がいました。

この占い師、今度は鄭の国の災いを預言し、鄭の国が自分に大金を与えるなら、それを回避する方法を教えようと言いました。

しかし子産は取り合いません。

他の家臣が子産に、「僅かな出費で国が救えるなら、金を惜しむべきではない」と説きましたが、子産はそれに答えて、「限りのない昔から世には数えきれないほどの占い師が居た。それらの占い師が毎日数多くの占いをしている。いつかは当たることもあるし、たまたま連続で当たることもある」と言いました。

結局その占い師の預言は外れてしまいます。

私も子産と同じ考えです。

天水晶の心臓

過去に書いたものでも置いて行こうかと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000