研鑽したものは誇る気にならない

30代中頃、ジャガイモの皮を剥いていたとき、ふと彫刻をしてみようと思い、彫刻なんてしたことないのにホームセンターで小さな木切れを買い、猫を彫ることにした。

ジャガイモの皮を剥く要領でカッターナイフ一本で削って行くと、サンドペーパーもあてないのにツルツルに削れた。

上手くできたと思い、写真をネットに上げたけど、特に反応はなかった。

以来彫刻はしていない。

去年父が亡くなるまでは、俺は庭の畑を耕したりして父の労力を軽減していただけなので、野菜作りは初心者だ。

なのに特別立派な野菜が出来たわけでもないのに、育った野菜を写真に撮り、ネットに上げて、すごいでしょみたいに誇りたい気持ちになる。

逆に、本当に努力したものや、自分なりに洗練したものは、不思議と誇りたい気持ちがなくなる。

天水晶の心臓

過去に書いたものでも置いて行こうかと思います。

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